テレビショッピングなどの通信販売で知られる「日本直販」の運営会社が、9日、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。
負債の総額は、175億円にのぼるということです。
信用調査会社によりますと、「日本直販」の運営会社「総通」は、1977年からテレビやラジオで通信販売を始めました。
「高枝切りバサミ」などのヒット商品を生み出し、1997年の9月期には年商約410億円を計上していました。
しかし、その後は、インターネットによる通信販売の普及やデフレによる消費の低迷で売り上げが減少し、ことし6月には、金融機関に返済条件の緩和を要請していました。
さらに、監査法人の調査で、利益の水増しなど過去の粉飾決算が明らかになったことも影響して資金繰りが悪化し、9日午後、大阪地裁に民事再生法の適用を申請しました。
負債の総額は、約175億円にのぼるということです。
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