学力向上の切り札となるのでしょうか。
大阪市は来週、一部の小学校で土曜日の授業を復活させ、ゆとり教育からの脱却を進めることを決めました。
【大阪市・橋下徹市長】
「大阪の子どもたちの学力が低下していること、非行率が高いことも、紛れも無い事実ですから、とにかく先生たちに頑張ってもらいたい。その先生を支えるための税投入は、惜しみなくやっていきたいと思います」
9日朝、土曜授業を復活させることを明らかにした橋下市長。
土曜授業は、10年前に完全週休2日制の実施に伴い廃止されましたが、学力向上を掲げる橋下市長が、市長選挙で復活を公約に掲げていました。
土曜授業では、通常の科目に加え、英語教育や防災教育をおこなったり、保護者や地域の人を講師として招いたりすることが検討されています。
これについて保護者や子どもたちは―
【保護者】
「平日の授業時間が長くなったり、土曜日が休みの分平日がすごく忙しいと聞くので、土曜授業で教えてくれた方がいいと思う。昔教えていて、今やっていないこともカリキュラムにあるので、ちゃんと全部教えてくれた方がいい」
「楽しませるような授業をしてもらったらいいと思う。親も土曜日に子どもが学校行ってたら助かります」
【子ども】
「嫌や、絶対嫌や。あるとしても行きたくない」
子どもたちには少し不評のようですが、大阪市教育委員会は、来週5つの小学校で土曜授業を先行実施したあと、来年度から全ての市立小中学校で導入する方針です。
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