大阪府泉佐野市の路上で、男性がひき逃げされ死亡しているのが見つかりました。
男性は約120mにわたって引きずられたとみられます。
タイヤの跡とともに道路に残された血の跡。
そして、脇道に入ったところには大きな血だまりが残されています。
13日午後10時40分ごろ、泉佐野市日根野で、通行人の男性から「血みどろで人が倒れている」と110番通報がありました。
警察官が駆け付けたところ、近くに住む会社役員の松尾辰彦さん(60)が路上に倒れていて、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
【松尾さんの妻】
「パトカー(のサイレン)が鳴っていても主人とは思わなかった…。無口であまりしゃべらなかったけど優しかった」
【記者】
「現場にはセンターラインを大きくはみ出すような形で血のついたタイヤの跡が続いています」
道路に残された血の跡から、松尾さんは、自宅の前ではねられ、約120m引きずられた後、そのまま放置されたとみられます。
【近所の人】
「ドンドンという固いものが落ちた時のような衝撃音の感じ。(音が)大きいことは大きかった」
松尾さんは体力作りのため自宅周辺を散歩するのが日課でした。
【松尾さんの妻】
「事故は車に乗ってたらあると思うが、事故の後の対応がむごすぎる…。早く自首してほしいです」
警察は、ひき逃げ事件として捜査本部を設置し、車種の特定を急いでいますが、今のところ有力な目撃情報はないということです。
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