「冬の節電」がスタートです。
関西電力は、この冬の電力不足を乗り切るためと、19日から10%以上の節電を利用者に要請しています。
【道頓堀にいた男性】「故障しとんかいな?」
ここは大阪・ミナミの道頓堀。
人気者のこの人「くいだおれ太郎」も、太鼓の演奏をやめました。
暖房に頼らないようにと、はんてんも羽織っています。
【道頓堀にいた男性】
「いつも動いとるがな。節電で?こんなん知れてるやろ、電気代」
【鳥取からの観光客】
「さみしいけどしょうがない。寒くなるが、脂肪を蓄えるしかない」
【道頓堀にいた男性】
「カニも止まっとるん?」
【鳥取からの観光客】
「止まってます止まってます。『節電中』って書いてある」
あのカニも節電に協力、街は節電ムード一色です。
【関西電力・八木誠社長】
「本日からの節電にご理解、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い致します」
関西電力では、定期検査のため来年2月に管内全ての原子炉が止まる予定で、この冬は電力が最大8%不足すると予測。
このため企業と家庭に対し、19日から来年3月23日まで、平日の午前9時~午後9時に10%以上の節電を要請しています。
大阪・梅田の地下街では、関西電力の副社長らが節電をPR。
家庭に対しては、暖房などの電力使用量が多い午後6~9時の節電を特に求めています。
【通行中の女性】
「極力、部屋では暖房を使わないようにしている」
鉄道各社も節電に本腰を入れます。
阪急電鉄では、電力の需給状況が「非常に厳しい」とされる使用率97%を超えた場合、間引き運転を行う予定です。
【阪急電鉄広報部・小林達彦さん】
「間引きは最後の最後の手段。それまでエスカレーターや不要な照明を消すことで節電を行う」
この日は早速、混雑する時間帯を除いて、梅田駅のエスカレーターの一部を止めます。
【利用客の女性】
「歩いて階段やね。下りはいけるけど、上りは脚がプルプルやわ。ちょっとずつセーブして電車止まらんように頑張っていかんとね」
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