経営再建中のシャープは、今月募集した国内の希望退職者が、募集人数を超える2960人になったと発表しました。
シャープは、液晶事業の不振などで今年度の赤字が過去最大の4500億円となる見込みで、今月1日から本社と国内の連結子会社を対象に約2000人の希望退職者を募集しました。
その結果、募集人数を超える2960人が希望退職に応じたということです。
一方、奈良県はこうした退職者に再就職や生活のサポートする支援本部を設置しました。
すでに奈良県内の3つの工場からは500人以上が退職していて、再就職が決まっていない人もいます。
シャープは海外工場の売却も検討していて、国内外の人員削減は合わせて1万人規模にのぼる可能性もあるということです。
↧