大阪府泉佐野市で男性が車に120m引きずられて死亡したひき逃げ事件で、警察は、新聞販売店の経営者の男を逮捕しました。
【死亡した松尾辰彦さんの妻・まゆみさん】
「『良かったね。ゆっくりできるね』と報告した」
泉佐野市日根野に住む会社役員・松尾辰彦さん(60)は今月13日夜、散歩途中に自宅近くで車にはねられました。
松尾さんは死亡し、はねられた場所には120mに渡って引きずられた跡が残っていました。
警察は、現場の遺留品などからひき逃げした車を割り出し、産経新聞日根野専売所の経営者・滝本覚容疑者(48)を逮捕しました。
調べに対し滝本容疑者は、「何かにぶつかった衝撃はあったが、酒を飲んでいたので停止することを考えなかった」と供述しています。
【松尾さんの妻・まゆみさん】
「何で自首してこなかったのか、本当に腹が立っています。ひきずることを何でしたのか」
【松尾さんの義兄・小林章浩さん】
「ひき逃げで、飲酒をしているようだ。本当に最悪のケースである。我々は、怒りの頂点に立っている」
新聞販売店の従業員によりますと、滝本容疑者は、21日も普段通りに仕事をしていたということです。
産経新聞は「取引先である販売店の所長が逮捕されことは誠に遺憾」とコメントしています。
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