兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、角田美代子容疑者の親族らが「遺体を捨てる際に使った道具を西宮市内の海に捨てた」と話していることがわかり、警察が26日朝から捜索を行っています。
兵庫県警による捜索は、西宮市鳴尾浜の岸壁で行われています。
角田美代子容疑者(64)と親族ら8人は、尼崎市で同居していた橋本次郎さん(当時53)の遺体をドラム缶にコンクリート詰めにし、岡山県の海に捨てたとして逮捕されました。
その際に使ったスコップなどを「西宮市内の海に捨てた」と親族らが供述していることから、警察は証拠隠滅のために捨てたものとみて調べています。
一方、美代子容疑者らによって一家離散に追い込まれ、3年前に死亡した女性について、女性の友人が捜査を求める嘆願書を警察に提出しました。
女性は、美代子容疑者とともに逮捕された角田瑠衣容疑者と遺体で見つかった仲島茉莉子さん姉妹の母親で、4年前に大けがをして美代子容疑者の親族によって大阪市内の病院に運ばれました。
不審に思った病院が警察に通報しましたが、目立った外傷がないとして捜査は行われず、女性はその翌年、死亡しました。
女性の友人は「不審な点が多く、捜査をしてほしい」と訴えています。
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