兵庫県香美町では、農業に深刻な被害をもたらしているシカの肉を学校給食のメニューに取り入れています。
香美町の小学校では、地元の猟友会が野生のシカが急増して田畑を荒している被害について説明したあと、シカ肉を使った「もみじシチュー」が子ども達に振る舞われました。
シカの肉は、ヨーロッパでは高級レストランの食材にもなっていて、日本でも、かつて肉食を禁じられた僧侶などが「もみじ」と呼んで隠れて食べていたといわれています。
香美町は、以前から給食に地元の食材を使っていて、今年度からタンパク質や鉄分が豊富なシカ肉をメニューに取り入れました。
【小学生】
「お肉の中がパサパサしているのがおいしいです」
【猟友会の人】
「これからもどんどん食べていただきたいです」
子どもたちはシカの独特の味わいを楽しんでいました。
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