徳島県石井町の町長が飲食店のホステスを殴ったとして、検察審査会から2度にわたり「起訴すべき」との議決を受けました。
町長は近く強制起訴されます。
【石井町・河野俊明町長】
「でっち上げです。ぐるになって私を陥れるために口を揃えてるんです」
記者からの質問に、語気を強めて無実を訴える石井町の河野俊明町長。
議決によりますと、河野町長はおととし7月、徳島市内の飲食店でホステス(当時38)の右頬を殴り、暴行したとされます。
河野町長は、「服にすら触っていない」と一貫して容疑を否認し、検察は「偶発的だった」として2度、起訴猶予処分としていました。
しかし、ホステスの申し立てを受けた検察審査会は、20日までに、他の従業員の目撃証言から「入店直後に暴行に及んでいて計画的な犯行」と判断しました。
そのうえで「双方の言い分が真っ向から対立していて司法の場で真実を明らかにすることが重要」として、『起訴すべき』と議決しました。
『起訴すべき』との議決はこれが2度目で、河野町長は近く検察官役の弁護士によって強制起訴されることになります。
【河野町長】
「私は手を一回も触れてません。振り上げたりもしてません。こんなこまい事件でも、してないことはしてない」
河野町長は、「冤罪で苦しんでいる人のためにも真実を証明したい」と話しています。
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