就任早々上京した大阪市の橋下市長。
20日は民主党の小沢一郎元代表と会談して大阪都構想への協力をとりつけたほか、各政党からも前向きな姿勢を次々と引き出すなど、早くも政治力を見せつけました。
報道陣が詰めかけた東京の衆議院議員会館。
元祖「壊し屋」、民主党の小沢一郎元代表の部屋を橋下市長が訪れました。
30分にわたる会談で、橋下市長は、大阪都構想実現のために協力を要請し、小沢元代表も「協力したい」と応じたということです。
【会談に同席した原口元総務相】「小沢元代表は『古いものをぶっ壊さなきゃいけない、ついては基本法、基本となる考え方まとめたものが必要』と話した。それを聞いた橋下さんは笑っていた」
橋下市長は、さらに自民党の谷垣総裁とも会談。
【自民党・谷垣総裁】「大阪都構想というか、大都市制度を議論する必要がある」
【橋下市長】「大阪都構想は『政令市をなくしてほしい』のではなく、大阪の事情をふまえた大阪にふさわしい統治機構をつくりたいという意味」
11月のダブル選挙で激しく争った大阪府連の幹部も同席しましたが、終始、和やかなムードでした。
【自民党大阪府連・西野陽会長代理】「他党はこれから検討するといっているが、自民党は正式に取り組んでる。きょうも会合するし、年内に中間報告が出る。橋下市長のいうスピード感をもって進めている」
さらに公明党や、みんなの党、国民新党も、党首が面会。
今後の政局を左右すると考えてか、いち大阪市長に対する異例の対応をみせました。
【国民新党・亀井静香代表】「あなたみたいに革命的なことをやんないと目覚めない。安穏と自分だけ安全地帯にいて口先ではダメ。あなたは偉い。身をもってやったから」
【橋下市長】「大阪の統治機構を変える意義・趣旨を説明して、みなさんから心強いエールいただいた有意義な一日だった。小沢元代表からは『旧態依然とした体制を根本から変えていかなければならない』という強い思いを聞いた。今後、国会議員がどう動くか非常に期待している」
橋下市長は21日、総理官邸で官房長官や各
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