おととし、神戸市北区で、16歳の男子高校生が殺害された事件で、警察庁は7日から、犯人の逮捕につながる有力な情報に公的懸賞金を支払うことを決めました。
息子を殺害した犯人を捕まえるため、遺族は7日も、街頭でビラを配り、情報を求めています。
高校2年生だった堤将太さん(当時16)。
将太さんの部屋は、事件があった2年前のままです。
【将太さんの父・堤敏さん】
「どうしても風化していくでしょ?風化してしまうのは仕方ないと思うんですよ。でもさせないように、と思うんですね」
将太さんは、おととし10月、神戸市北区の自宅近くで、男に刃物で首や頭などを刺され殺害されました。
男は今も捕まっていません。
敏さんは、支援者たちと情報提供を呼びかける活動を続けています。
そんな中、警察庁は、7日から1年間、逮捕につながる有力な情報に最高300万円の公的懸賞金を支払うことを決めました。
これに伴い、兵庫県警は犯行当時の男の似顔絵を初めて公開しました。
特徴的な濃い眉毛と細い目。
年齢20代後半から30歳くらいの小太りで、身長160センチから170センチぐらいだったということです。
【将太さんの父・敏さん】
「将太は死んだんじゃない、殺されたんだよ、と。その殺された理由すらわかってないんですからね。せやからやっぱり、そこが一番知りたいですよね。懸賞金で今まで以上に情報が集まったらええなと」
敏さんは、「どんなささいな内容でもいいので情報を寄せてほしい」と話しています。
また、警察庁は、2007年1月に、京都市左京区の路上で京都精華大学1年の千葉大作さん(20)が殺害された事件についても、公的懸賞金の延長を決めました。
<<情報提供>>
【堤将太さん殺害事件】
兵庫県神戸北警察署・捜査本部
078-594-0110
【千葉大作さん殺害事件】
京都府下鴨警察署・捜査本部
0120-230-663
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