4年前、京都府舞鶴市で女子高校生が殺害された事件で、大阪高等裁判所は無期懲役の一審判決を破棄し、被告に無罪を言い渡しました。
無職の中勝美被告(64)は4年前、京都府舞鶴市で、当時高校1年生の小杉美穂さん(当時15)にわいせつな行為をしたうえ殺害したとして、殺人などの罪に問われていました。
一審の京都地裁は無期懲役を言い渡しましたが、中被告は一貫して無罪を主張し、検察も死刑を求め控訴していました。
控訴審判決で、大阪高裁の川合昌幸裁判長は「目撃者の証言に大きな疑問を差し挟む余地がある」として、無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けた中被告は、涙を流しながら「ありがとうございます」と裁判長に頭を下げました。
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