京都府長岡京市で、妻の両親を殺害したとして起訴された男に対し、京都地裁は「命が尽きるまで贖罪の日々を送らせるべき」として無期懲役の判決を言い渡しました。
判決によりますと不動産業の李敏男被告(55)はおととし、失踪した妻をめぐってトラブルになった妻の両親を長岡京市の路上で包丁で何回も刺して殺害しました。
京都地裁の小倉哲浩裁判長は「理不尽極まりない犯行で、再犯の恐れがある。安易な仮釈放はせず、命が尽きるまで贖罪の日々を送らせるべき」と指摘し、検察の求刑通り無期懲役を言い渡しました。
また遺族は死刑を求めていましたが、「激情のあまりの犯行という側面があり、事前に計画していた事案とは一線を画すべき」と指摘しました。
遺族は「判決に納得はできない」と話しています。
↧