近江八景の一つ、「三井の晩鐘」で知られる滋賀県大津市の三井寺では、鐘の汚れを落とす年末恒例のすす払いが行われました。
大津市の三井寺では、たすきを掛けた僧侶がササの葉が付いた長い青竹を使って、釣り鐘にたまった1年間のホコリを丹念に払い落としました。
この釣り鐘は、およそ400年前に作られ、近江八景のひとつの「三井の晩鐘」として知られています。
音色の良さから、宇治の平等院、高雄の神護寺とともに日本三銘鐘に数えられています。
鐘の周りには、提灯やしめ縄も飾り付けられ、迎春準備が整いました。
三井寺では、元日の午前0時から「除夜の鐘つき」が行われ、美しい音色を響かせます。
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