先月、自殺した大阪市立高校の男子生徒が部活の顧問から体罰を受けていた問題で、副顧問らが体罰を目撃しながら止めていなかったことが分かりました。
大阪市立桜宮高校の男子生徒(17)が、先月、所属するバスケットボール部の顧問(47)の体罰が辛いという手紙を残して自殺した問題を受け、学校は9日夜、説明会を開きました。
説明会では、顧問の体罰などについて説明したほか、おととし秋、体罰について匿名で通報があったにもかかわらず学校が情報を生かせていなかったとして謝罪しました。
また学校は、生徒が自殺する前日、副顧問ら2人の教師が顧問による体罰を確認していたにも関わらず止めていなかったことを明らかにしました。
【桜宮高校・佐藤芳弘校長】
「(2人は卒業生で顧問とは)師弟関係というか、恩師ということもあって、なかなか恩師の指導に口出しできない」
学校は、他の部活でも教師による体罰があったか生徒に対しアンケート調査をする方針です。
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