滋賀県大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件について、調査を行ってきた第三者委員会が今月中に最終報告書をまとめる方針を明らかにしました。
第三者委員会はおととし、大津市で自殺した中学2年の男子生徒(当時13)がいじめを受けていた事件について学校や教育委員会の調査がずさんだったとして、いじめの実態解明のために設けられました。
委員会ではこれまでアンケート調査の結果の見直しや加害生徒らからの聴き取りを行っていて、今月中には報告書をまとめ大津市の越直美市長に提出することを明らかにしました。
【第三者委員会・尾木直樹委員】
「こういう不幸な事件はあってはいけないが、もし起きたらすぐに文科省の手引きに従って、即効調査して事実関係を明らかにしていくべき」
委員会は報告書の中で、いじめと自殺との因果関係にまで言及するとしています。
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