大阪の医療法人の銀行口座から、およそ1億5000万円を不正に着服した疑いで、関連会社の元社員が警察に告訴されていたことがわかりました。業務上横領の疑いで刑事告訴されたのは、大阪市東淀川区の医療法人「医誠会」が経理業務などを委託している関連会社「ホロニクス」の元男性社員(41)です。「医誠会」によりますと、男性はことし4月から先月までの間、医誠会名義の銀行口座から運転資金およそ1億5000万円を不正に引き出し、着服していたということです。男性は経理担当の責任者で、およそ60回に分けて口座から金を引き出していて、先月、男性の上司が通帳の記録を確認したところ、不自然な金の動きがあることに気付き、発覚しました。男性は会社の調査に対して「ほぼ全額を競馬に使った」と話しているということで、すでに懲戒解雇されています。
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