効率よく電気を送ることが出来る「超電導ケーブル」の実用化を目指した実験設備が大阪で公開されました。
超電導ケーブルは、電気抵抗を抑えることで従来のケーブルの5~6倍の効率で電気を送ることができます。
公開された住友電気工業の実験施設では、建物での応用を想定し、超電導ケーブルに18メートルの高低差をつけて電気を送り、異常が出ないかなどを確認します。
超電導の状態を作るためには、マイナス200度程度まで冷やすことが必要で、実験では、ケーブルを長期的に冷やし続けることが可能かどうかも検証します。
運用出来れば節電にも繋がることから、住友電工は、数年以内の実用化を目指しています。
↧