堺市消防局の救急隊員が、自宅で倒れた男性に対して決められた手順を守らずに死亡判断を下すミスがあったことがわかりました。
今月1日、堺市東区の住宅で84歳の男性が倒れているのを警察官が見つけ、堺市北消防署の救急隊員が駆けつけました。
隊員は現場で「男性は死亡した」と判断して搬送しませんでしたが、現場に残っていた警察官が男性の胸が動いたのに気づき、「生きているのでは」と再び消防に通報して病院に運んだということです。
男性は結局、死亡が確認されました。
【堺市北消防署・吉田泰雄副署長】
「あってはならないことだと考えております。誠に申し訳ございません」
消防によりますと、救急隊員は6つある「死亡判断項目」のうち、2つしか確認していなかったということです。
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