護摩木を燃やし、その燃えがらの上を素足で歩いて無病息災を願う「火渡り式」が徳島市で行われました。
徳島市鮎喰町の河川敷では行者が四方の邪気を払う弓を放ったあと、木で組んだ大護摩に火が焚かれました。
信者らの願いが込められた「護摩木」とよばれる祈祷の札が投げ込まれると、炎はより一層高く燃え上がります。
そして護摩木が燃え尽きると、まだ熱い燃え殻の上を行者や参拝者らが素足でゆっくりと歩き、無病息災を願います。
「火渡り式」は地元の修験道の道場が毎年行っているもので、ことしは東日本大震災で亡くなった人を弔い、一日も早い復興を願う祈祷も行われました。
参加した人は、それぞれの願いを唱えその熱さにじっと耐えていました。
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