大阪地検特捜部の元部長らが部下による証拠の改ざんをもみ消したとされる事件の裁判で、元副部長は「意図的な改ざんという認識は無かった」と改めて無罪を主張しました。
大阪地検特捜部の元部長・大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(50)は、部下の前田恒彦元検事によるフロッピーディスクのデータ改ざんをもみ消したとして犯人隠避の罪に問われています。
2人は一貫して無罪を主張していて、24日は佐賀被告の4回目の被告人質問が行われました。
この中で佐賀被告は「意図的な改ざんという認識はなかった」と改めて無罪を主張しました。
一方で「意図的な改ざんではないという前田元検事の説明にはおかしいと思う部分もあったが、周りに言うとうわさが広がりかねないと思った」とも証言しました。
その上で佐賀被告は、意図的な改ざんと判断できる情報もない以上、「ミスによるもの」として通すことを決めたと主張しました。
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