兵庫県明石市の人工海岸で、当時4歳の女の子が陥没した砂浜に生き埋めになり死亡した事故から10年となる30日、遺族が現場を訪れました。
明石市の大蔵海岸には30日、亡くなった金月美帆ちゃん(事故当時4歳)の両親らが訪れ、花をたむけて、冥福を祈りました。
10年前の12月30日、この砂浜に美帆ちゃんと父親の一彦さんが散歩に来ていたところ、突然、砂浜が陥没しました。
美帆ちゃんは生き埋めになり、助け出されましたが5ヵ月後に死亡しました。
父親の金月一彦さんは「いつでも10年前のことを思い出す。漫然と管理していたことが今回事故につながったと思うので、自分の子どもがとか家族がと思えばもうちょっと違う管理の仕方が出来ると思う」と話しました。
この事故では、砂浜を管理する国と明石市の担当者4人の刑事責任を問う裁判が今も続いています。
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