職員へのセクハラや、ツイッターへの不適切な書き込みなどで懲戒処分を受けた大阪市の2人の公募区長について、市議会は更迭を求める陳情書を採択しました。
大阪市東成区の森伸人区長は女性職員にセクハラ行為を繰り返し、淀川区の榊正文区長はツイッターに特定の会派の市議会議員を批判する投稿をして、それぞれ減給の懲戒処分を受けました。
この件を受けて、市民から2人の区長の更迭を求める陳情書が提出されています。26日の市議会でその是非が議論され、森区長がことし4月に淡路島で起きた大きな地震の際、規則に反して出勤していなかったことも明らかになりました。
【公明党・山田正和市議】
「区民・地域・議会・区職員から(区長が)信頼されない状況になっている」
陳情書には維新の会を除くすべての会派が賛成し、市議会では両区長の更迭を求めることが決まりました。
【榊正文 淀川区長】
「真摯に反省して。私としては、これまで通りしっかりと仕事をしていくことに尽きる」
【森伸人 東成区長】
「現在も既に改めるべきところは改めておりますが、区のため市のためになるようにまい進していく」
この採択に法的な拘束力はありませんが、続投する場合、「議会を軽視している」との批判は避けられません。
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