6年前に起きた福知山線脱線事故の教訓をもとに、JR西日本が25日、事故に対する訓練を行いました。
今回は、20年前に衝突事故が起きた信楽高原鉄道の社員も初めて参加しました。
訓練は、100人近い客を乗せた列車が踏切内で立ち往生した車と衝突して脱線した、という想定で行われました。
JRの関係者や消防など約240人が参加し、各所が連携して救護活動を行うことや、負傷者の程度に応じた治療の優先順位を決めることなど、福知山線脱線事故で教訓となったことが重点的に確認されました。
また今年は、20年前に滋賀県で起きたSKR(信楽高原鉄道)とJRの衝突事故の裁判が終わったのを受けて、SKRの社員も初めて参加しました。
【SKR 前田潤常務取締役】「信楽高原鉄道は小さい会社ですのでこういった大規模な訓練は出来ません。この際色々なノウハウを教えて頂き、タイアップして色々な業務に取り組んでいきたい」
JR西日本は今後もSKRと合同で訓練を行っていきたいと話しています。
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