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脱原発の切り札は”天然ガス発電所” 橋下市長が関電に株主提案へ

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大阪市の橋下市長は12日朝、堺市にある天然ガス発電所を視察しました。 脱・原発に向け今後、同様の発電所を増やすよう関西電力に株主提案する方針です。 橋下市長と大阪府の松井知事がそろって視察に訪れたのは、関西電力の堺港発電所。 ここでは、天然ガスを燃料にした「コンバインドサイクル」という最新の技術を導入し、従来の火力発電所に比べてはるかに高い発電効率を実現しています。 原子力発電の代わりとしても注目されている、この発電方法。 実際、堺港発電所では、原発2基分に相当する200万キロワットを発電していて、脱・原発依存を掲げる橋下知事は視察後、同様の発電所を増設するよう関西電力に株主提案する方針を明らかにしました。 「大阪市は(関西電力の)株主でもありまして、住民の声はきちんと反映しないといけない。出来る限り原子力発電所に依存しないような電力供給体制を求めているというのが、僕の市民感覚」(橋下徹・大阪市長) しかし、この発電方法にはある問題が。 燃料となる天然ガスが今の輸入量では十分ではなく、関西電力は「原発との併用が望ましい」という立場です。 橋下市長は「天然ガスをどう調達するかは、国家戦略だ」として、今後国にも脱・原発依存への協力を働きかけていく考えを示しました。 エネルギー調達が難しいから、原発が必ず必要だとは全く思っていません。 エネルギー調達がちゃんと出来るような方策を考えればいい。 LNGをどうやって獲得するかに全力を注ぐのが国の役割なんですね」(橋下徹・大阪市長) 大阪市から脱・原発は進むのか。 今後は、府市統合本部で、関西電力を交えて具体的な議論がおこなわれる予定です。

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