20日、大阪府藤井寺市を流れる大和川に、工場から大量の洗剤が流れ出しました。
川は一時、約4キロにわたって白く濁りました。
藤井寺市を流れる大和川。
4キロ以上にわたって水面が白く泡立っています。
この泡、一体何なのでしょうか?
【記者レポート】「上流から流れ出した泡は、まるで流氷のようにどんどんどんどんと下流に流れていきます。あたり一面、台所にいるようなにおいが立ち込めています」
泡の正体は、近くの化学メーカー「サラヤ」の工場から流れ出た台所用の中性洗剤でした。
洗剤が流れ出た原因は、工場のパイプの老朽化。
19日夜から20日朝にかけて、柏原市の工場で、貯蔵タンクから別の装置に洗剤を送り込むパイプの継ぎ目が破損し、洗剤があふれ出たということです。
【サラヤ大阪工場・富田晋平工場長】「申し訳ないなと思っています。幸い、漏えいしたものが家庭用の食器用の洗剤なので、その点我々としては、まだ助かったかなと」
サラヤは、流れ出た洗剤について「排水後も微生物に分解される地球にやさしい商品」と説明していますが、洗剤の濃度が高かったことから、川では約30匹の鯉が死ぬなどの影響が確認されています。
サラヤは今後、環境への影響を継続して調査するとしています。
近所の人たちは「びっくり仰天ですよ」「初めは雪かなと思った。(大和川は)きれいになってたんやけどね」「無害とは言うものの、困りますね」などと話しました。
流れ出たのは、洗剤およそ1万7000本分にあたる10トン。
大和川河川事務所などが作業を行った結果、泡は、夕方までにはほぼ消えました。
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