4年前、大阪・梅田で男性を車ではねて3キロにわたって引きずり殺害したとされる元ホストの男に対し、大阪高等裁判所は、一審と同じ懲役15年の判決を言い渡しました。
吉田圭吾被告(26)は2008年10月、酒を飲み無免許で車を運転して大阪・梅田で鈴木源太郎さん(当時30)をはねた上、およそ3キロにわたり引きずり殺害した罪に問われています。
一審は、懲役15年を言い渡しましたが、吉田被告は「引きずっていた認識は無く殺人罪には当たらない」として控訴していました。
24日の判決で、大阪高裁は、「吉田被告には引きずっている認識があった」と改めて認定し、「検挙を逃れたいという自己保身から逃走を計ったもので犯行は卑劣」と指摘しました。
その上で「ただちに救護すれば助かる可能性は相当あった」として、一審と同じ懲役15年を言い渡しました。
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