1月26日は文化財防火デーです。世界文化遺産にも登録されている奈良県の法隆寺で防火訓練が行われました。
「文化財防火デー」は、63年前の1月26日、法隆寺の金堂が炎上し、仏教美術の傑作といわれた壁画が焼失したのを教訓に定められたもので、全国の寺や神社などで毎年防火訓練が行われています。
法隆寺では、焼失した金堂の柱や壁画が保存されている収蔵庫で防火を誓う法要が営まれたあと、収蔵庫の屋根に設置された自動放水装置のテストが行われました。
この後、境内で一斉に放水が行なわれ、五重の塔などの歴史的建造物は、瞬く間に水煙に包まれました。
訓練には地元の消防署員や寺の自衛消防団員も参加し、防火への誓いを新たにしていました。
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