大阪府堺市にある関西電力の火力発電所がトラブルで運転を停止しました。
これにより、40万キロワット分の電力が失われることになります。
トラブルが起きたのは、関西電力堺港発電所の3号機で、蒸気の圧力を調整する弁が作動しなかったことから、30日午前0時半すぎ運転を停止しました。
これで失われる電力は、関西電力全体の発電量のおよそ2%にあたる40万キロワットです。
関西電力では、福島第一原子力発電所の事故の影響を受けて定期検査に入った原子炉の再稼働が認められず、火力発電所をフル稼働しておぎなう状態が続いていました。
トラブルのあった発電機は今後、分解して点検をおこなうため、運転再開には2、3日を要するということです。
関西電力によりますと、需要がただちにひっ迫する恐れはなく、さらなる節電要請は行わないということです。
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