山から吹き降ろす強い風のため、列車の運行に支障が出ていたJR湖西線で、強風を防ぐ「防風柵」の延長工事が完成しました。
完成式は湖西線の近江舞子駅で行われ、滋賀県の嘉田由紀子知事と大津市の越直美市長が参加しました。
湖西線では、比良山系から吹き降ろす「比良おろし」と呼ばれる強い風のために列車の遅れや運転見合わせになるなど、乗客に影響が出ていました。
JR西日本は、高さ2mの防風柵を4年前に比良駅から近江舞子駅の間に設置していましたが、今回、これを北小松駅まで延長して、あわせて4.2kmの区間で柵の設置を終えました。
JRは今後、運転見合わせの基準を風速毎秒25mから30mに引き上げ、強風の影響を年間2日、計2時間程度に減らせると見込んでいます。
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