和牛オーナー制度を運営していた「安愚楽牧場」が経営破たんした問題で大阪府内の出資者らが当時の経営陣らを詐欺の疑いなどで告発しました。
告発をしたのは大阪府内に住む男女13人です。
告発状などによりますと、和牛オーナー制度を運営する安愚楽牧場と当時の経営者は去年4月ごろにはすでに配当が滞るなど経営が破たんしていたにも関わらず、会員らに新たな出資を呼びかけ大阪府内の6人から合計約850万円を騙し取ったとされます。
大阪弁護士会には近畿地方を中心にこれまでにおよそ400件の相談が寄せられていて、告発に踏み切ったのは全国で初めてです。
【被害者対策弁護団】
「倒産の寸前まで新規の契約を募集していましたので、それは、資金を返せないことを前提にお金を集めていた。自転車操業で走っていたとしか言わざるを得ない」
安愚楽牧場は牧場や牛などを売却し財産整理を始めていて、ことし5月には債権者集会が開かれるということです。
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