パナソニックが兵庫県尼崎市にあるテレビのパネル工場を休止させたことを受けて、兵庫県はこれまでに交付した補助金12億6000万円の返還を求めることを明らかにしました。
兵庫県は2005年から尼崎市でプラズマテレビのパネル工場を操業させたパナソニックに対し、雇用の促進などを目的に補助金を交付してきました。
しかしパナソニックは国内需要の低迷などを受けて、今年度までに2つの工場を休止・停止させます。
10年間稼働させるという補助金の交付条件よりも期間が短いため、兵庫県はパナソニックに対しこれまでに交付した約38億円のうち、12億6000万円の返還を求めると発表しました。
【兵庫県政策労働局・坂田昌隆産業立地室長】
「期待を込めて補助金を交付しているので、休止した企業に満額交付することは色々問題もあるのかなと」
パナソニックは「返還に応じる方向で対応する」としています。
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