東日本大震災で被害を受けた松を使用して作られ、去年来日したブータン国王もノミを入れた如来像が、京都市で展示されています。
「大日如来坐像」は、京都伝統工芸大学の卒業作品展で特別展示されているもので、東日本大震災で被害を受けた岩手県陸前高田市の松を使用して作られました。
制作の過程では、陸前高田市や宮城県、大阪市などで震災からの復興を願うおよそ7千人にノミを入れてもらい、去年11月に来日したブータンのワンチュク国王も、ノミを入れていました。
如来を制作した山上まゆ子さん
「地震の被害にあわれた方々に思いをはせてもらえれば意味のある制作だった」
如来像は、2月19日まで京都伝統工芸館で展示されたあと清水寺に移され、一般公開されます。
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