国が企業などの活動を調べる「経済センサス」の調査票を何者かが勝手に回収する事案が大阪府内で相次いでいます。
「経済センサス」は全国の事業者の活動状態を調べるもので大阪府内でも現在、およそ40万の事業者の売り上げなどの重要情報が書かれた調査票の回収が行われています。
ところが、今月6日以降、門真市と吹田市で女が、寝屋川市と茨木市で男が調査員を装い、4つの事業者の記入済みの調査票を勝手に回収していたことが分かりました。
これまでに、調査票の中身が悪用されたという報告はありません。
大阪府総務部統計課の小梶芳忠・産業総括主査は「大変困ったこと。個人情報にあたるような企業の情報が漏れることになる」と話しています。
本来、回収は顔写真付きの調査員証を持った職員が行うということで自治体が注意を呼びかけています。
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