和歌山県那智勝浦町では世界遺産・青岸渡寺の修験者らが台風12号の豪雨で被害を受けた「四十八滝」の修復を行いました。
日の出と共に集まった修験者らが、チェンソーやスコップなどを担いで、熊野の山へと入りました。
修行の場として知られるこの場所には四十八滝と呼ばれる滝があり、多くの修験者が瀧行を行ってきました。
しかし、去年の台風12号の豪雨で滝が崩落するなどの被害を受け、今も爪痕は残されたままです。
11日はその滝のひとつ、「大日霊女の滝」で復興への祈りが捧げられ、修験者らが手作業で岩や倒木などを除去していきました。
【青岸渡寺・高木亮英副住職】
「多くの人々の力添えによって初めて成しうること。滝の復興に精進したい」
寺は今後、他の滝についても修復作業を行いたいとしています。
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