大阪市の橋下市長が24日、藤村官房長官と首相官邸で会談し、原子力発電所を再稼働させる条件として打ち出した8つの提案を説明しました。
また夕方から、大阪府と市のエネルギー戦略会議が始まっています。
【大阪市・橋下徹 市長】「政治家が、政権が安全宣言をしたということは絶対におかしいですということを強く申し上げました」
大阪府の松井知事と共に藤村官房長官を訪ねた橋下市長。
福井県にある関西電力大飯原発の再稼働をめぐってまとめた『8つの提案』を直接説明するためです。
橋下市長は大飯原発は安全だと発表した政府に反発していて、原発の安全基準の根本的な見直しなどを提案しました。
そして、再稼働の安全性は政治家ではなく、専門家である原子力安全委員会が確認するべきだと直談判しました。
【橋下市長】「政治家が作った手続きをそのまま進めているだけであって、今進めているこの進め方が安全かどうかなんてのは誰も判断していない訳なんです。強く強く訴えたんですけども、(官房長官からは)手続きを今進めているからというお言葉しか頂けなかったのは非常に残念です」
一方、午後6時からは大阪府と市のエネルギー戦略会議が開かれています。
会議には関西電力の技術担当者も出席し、原子力発電所の安全性に関する質問に答えています。
その中で、大飯原発については地震や津波で外部電源が喪失しても炉心が損傷することはなく、冷却を16日間続けることが可能で、安全性は保たれているという見解が関西電力側から示されました。
これに対し、橋下市長らと同様に大飯原発の再稼働に慎重な戦略会議のメンバーが、関西電力側の見解に意義を唱えました。
会議ではこの後、夏の電力不足問題にどう対処するかなどが議論される予定です。
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橋下市長が政府に8提案 大阪ではエネルギー戦略会議
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大阪府立高校で入試ミス 合格の2人が不合格に
先月行われた大阪府立高校の入学試験で、「内申点」の入力ミスにより、本来合格していたはずの生徒2人が不合格になっていたことが分かりました。
【大阪府教育委員会の会見】
「2名の生徒さんの純真な気持ちを踏みにじる結果となってしまいました」
先月行われた大阪府吹田市の府立山田高校の入学試験で、33人の受験生について誤った内申点がコンピューターに入力され、合否判定されていました。高校が正しい点数をもとに再度判定したところ、本来合格していた男子生徒2人を不合格にしていたことが分かりました。山田高校の男性教諭が、パソコンが正常に動くか確認しようとして、入力済みの内申点に誤ったデータを上書きしたということです。現在、男子生徒2人は私立高校に通っていて、教育委員会は「本人が希望すれば編入できるよう対応したい」としています。
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大阪府市と関電が原発の安全性めぐり紛糾
大阪府市の「エネルギー戦略部会」が関西電力の技術者も出席して行われ、原子力発電所の安全性などを巡り議論が紛糾しました。
「エネルギー戦略部会」では大阪府と大阪市が今後の電力供給のあり方などについて検討しています。24日の会議では大飯原発の再稼働問題などが議論となり、安全性を疑問視する戦略部会のメンバーと、再稼働を主張する関西電力側との間で議論は紛糾しました。
【大阪府市側】
「琵琶湖の水が1500万人の水源地が汚染されたらどうやって責任を取るのか。国の問題じゃないでしょ。関西電力の責任で再稼働するって言ったんでしょ」
関西電力は、夏の電力需給状況とは関係なく、大飯原発は再稼働させる考えを示しています。
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母の日を前に カーネーションの出荷
来月13日の母の日を前に、兵庫県の淡路島ではカーネーションの出荷が最盛期を迎えています。
真っ赤な花びらがつぼみから顔をのぞかせ、カーネーションが咲き始めました。
淡路島のこちらの農家のハウスでは、人の背丈ぐらいに成長したカーネーションから、ほどよくつぼみが膨らんでいるものを選び、一本一本丁寧にハサミで切り取って行きます。
JAによりますと、淡路島のカーネーションの生産量は全国3位で、花の日持ちが良いのが特徴だということです。
今年は冬の冷え込みに加え、燃料費の高騰でボイラーの使用を控えた農家も多かったことから生育が遅れましたが、この所の暖かさでようやく開花が進み、母の日には例年並みの花が揃いそうです。
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別の知人も交互に同乗の可能性
京都府亀岡市で、18歳の少年が運転する車が集団登校の児童らをはねた事件で、少年は、友人2人のほかにも複数の知人を交互に乗せていた可能性があることがわかりました。
この事件では、車を運転していた無職の少年(18)に、児童ら10人を死傷させた自動車運転過失致死傷の疑いがもたれていて、同乗していた友人2人も、無免許運転の幇助の疑いで逮捕されました。
その後の警察の調べで、少年らが事件まで一晩中ドライブしていた間、別の複数の知人も交互に車に乗っていた可能性があることが新たにわかりました。
少年は「事件当時、ウトウトしていた」と話していて、車は制限速度を上回る時速50キロ以上のスピードで児童の列に突っ込んだだとみられています。
警察は知人らが、逮捕された友人2人と同様に、少年が無免許と知りながら運転を頼んだ疑いがないか、慎重に調べています。
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橋下市長「廃炉かどうかの問題に」 敦賀原発直下の活断層
日本原子力発電の敦賀原発2号機の真下に活断層がある可能性が浮上したことに対し、大阪市の橋下市長は「廃炉にするかどうかの問題になる」と指摘しました。
敦賀原発の敷地の地下には、「破砕帯」と呼ばれる断層がおよそ150本走っていますが、これまで日本原電は「非常に古く最近は動いていないため、活断層ではない」としていました。
しかし、原子力安全・保安院による専門家の調査の結果、2号機の原子炉の真下の破砕帯は、近くを走る活断層と連動して動くおそれがあることが分かりました。
【遠田晋次・京大防災研究所准教授】
「(破砕帯は)元々は古い断層だと思うけれど、非常に弱くなっているので、影響を受けてずれる可能性もある」
【橋下徹・大阪市長】
「建てた時は『大丈夫』って建てたんでしょ? 違うとか間違ってるとなったら舵を切るのが政治であって、(活断層があれば)敦賀の原発を廃炉にするのかどうなのかになると思う」
活断層の真上に原発は建てられず、日本原電は来月中に詳しい調査結果を報告することにしています。
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JR福知山線脱線事故から7年
乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故から、25日で丸7年となり、兵庫県尼崎市の現場には、事故で家族を亡くした人たちなど多くの人が訪れています。
兵庫県尼崎市の事故現場の献花台を訪れる人は、朝から絶えません。
【次男を亡くした上田弘志さん】
「“もう7年”と“まだ7年”がごちゃごちゃに混ざります。会えない7年は長いですね」
【娘を亡くした藤崎光子さん】
「本当に娘に安心して眠りについてもらうために、“もうJRは事故の心配なんかない安心な会社になったよ”と言える日が一日も早く来てほしい」
JR西日本の経営陣は早朝、献花を行いました。
【JR西日本・佐々木隆之社長】
「安全な鉄道になることを毎月思っているが、現時点では私たちの目から見てもまだ「安全」という状態に到達したという事ではない」
7年が過ぎた今も、安全への問いかけは続きます。
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貴金属店窃盗グループを逮捕
大阪府内の貴金属店などで窃盗を繰り返したとして、犯行グループとみられる8人が警察に逮捕されました。被害総額は、およそ1億4千万円です。
窃盗などの疑いで逮捕されたのは、無職のリュウ・ヨシヒロ容疑者(43)や古物商の植田義博容疑者(62)ら8人です。
リュウ容疑者らは、おととし11月からの5ヵ月間で大阪府内を中心に貴金属買取店に侵入し、指輪や時計などを盗んだ疑いがもたれています。
犯行グループは、店の出入り口をバールなどで壊して侵入する手口で、数分間で商品を盗み出していました。
警察の調べによりますと、リュウ容疑者らが盗んだ商品は植田容疑者が買い取って売りさばいていたということで、被害総額はおよそ1億4千万円にのぼります。
調べに対してリュウ容疑者は容疑を認め、「金は生活費や遊興費に充てた」と話しています。
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相次ぐ重大事故 京都府が緊急交通対策協議会
京都の祇園と亀岡市で、通行人などが車にはねられ死傷する事件が相次いだことを受け、京都府の山田知事は緊急の交通対策協議会を開きました。
【京都府・山田啓二知事】
「(大きな事故が)わずか10日あまりの間に2回も起きているということは、まさに前代未聞」
協議会には、山田知事や京都府警・京都府教委などが出席しました。
京都では今月に入り、祇園で歩行者19人が死傷した事件と、亀岡市で児童らが無免許の少年の車にはねられ10人が死傷する事件が相次いで発生しています。
会議では、通学路の総点検の実施やドライバーへの啓発などが対策の重点項目にあげられ、山田知事は「関係機関が『いま出来ること』をやらなければならない」と話しました。
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ガスコンロ爆発で住人ら2人ケガ 兵庫・加西市
兵庫県加西市の集合住宅でガスコンロが爆発し、部屋に住む男性らがけがをしました。
【近所の人】
「(音は)ド~ンというか…。家が揺れたもん」
25日午前11時20分ごろ、加西市北条町北条にある2階建ての集合住宅の一室でガス爆発があったと通行人から消防に通報がありました。
この爆発で、部屋に1人で住む会社員の小西悟さん(41)が手や顔・のどにやけどをしたほか、近くの道路を車で走っていた男性(40)も飛んできたガラス片で背中を切りましたが、いずれも軽傷です。
小西さんは警察に「朝からガスコンロの調子が悪く、何回かスイッチを回していたら爆発した」と話しているということで、警察と消防が原因を詳しく調べています。
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何回かスイッチ回していたら・・ガス爆発で2人軽傷
25日午前、兵庫県加西市の集合住宅でガス爆発があり、部屋に住む男性や通行人がけがをしました。
男性は、「ガスコンロのスイッチを回したら爆発した」と話しています。
【近所の人】
「ドーンと。家が揺れた」
午前11時20分頃、加西市北条町北条にある集合住宅の2階の一室で「ガス爆発があった」と通行人から消防に通報がありました。
この爆発で、2階の窓や壁の一部が吹き飛び、ここに住む会社員の小西悟さん(41)が手や顔などにやけどを負う軽いケガをしました。
また、ガラス片が飛び散り、住宅の前を走る道路を窓を開けて走っていた車の運転手の男性(40)も、背中を1センチほど切る軽いけがをしました。
【近所の人】
「本人(小西さん)は顔が黒くなっていた。階段の途中でうずくまっていた」
小西さんは、警察に対し「ガスコンロの調子が悪く何回かスイッチを回していたら爆発した」と話しているということです。
警察は、部屋に漏れたプロパンガスに、スイッチを回した時に発生した火花が引火し爆発したとみて調べています。
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「21時間介護なければ生命の危険」ALS患者への介護サービス時間拡大命じる
難病のALSを発症した和歌山市の患者が、24時間の介護サービスを求めていた裁判で、和歌山地裁は、現状の12時間を21時間に増やすよう市に命じる判決を言い渡しました。
【原告の妻・佐藤久枝さん(仮名・74)】
「嬉しく思います。介護サービスの時間が少しでも増えたらいいと喜んでます」
和歌山市に住む佐藤武さん(仮名・75)は、6年前、全身の筋肉を動かす神経が徐々に侵される難病の「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を発症しました。
自発呼吸ができず、痰の吸引などのため、24時間の介護が必要ですが、和歌山市が「障害者自立支援法」に基づき派遣しているヘルパーの介護時間は1日12時間までに限られています。
しかし、高齢の妻一人で残りの時間を介護するには限界があり、夫婦は24時間の介護サービスを求めていました。
25日の判決で和歌山地裁は、「現在の支給時間は妻の心身の状況を考慮せず、合理性を欠いた違法なもの」と指摘。
その上で「少なくとも21時間の介護がなくては患者の生命に重大な危険が生じる」として、介護サービスを1日21時間に増やすよう市に命じました。
【原告の妻・佐藤久枝さん(仮名・74)】
「自分の主人だから、できるだけのことをしてあげたいと頑張ってきた。夫には介護サービスの時間が増えたことを話したい。喜んでくれると思う」
【原告の弁護団】
「控訴すると支給が先送りになってしまうので、控訴しないよう早急に市に申し入れたい」
判決を受けて和歌山市は、「判決文を確認し今後の対応を検討したい」とコメントしています。
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同乗者も無免許運転?徹夜のドライブを交代で運転か
京都府亀岡市で18歳の少年が運転する車が小学生の列に突っ込み10人が死傷した事件で、同乗していた大学生らも無免許で運転していた疑いがあることが分かりました。
18歳の少年は23日午前、亀岡市の府道で無免許で車を運転して集団登校中の小学生の列に突っ込みました。
この事件では、はねられた小谷真緒ちゃん(7)と松村幸姫さん(26)が死亡、児童8人が重軽傷を負いました。
その後の調べで少年は、事件を起こした車とは別の車を以前から乗り回していたことが分かり、警察は常習的に無免許で運転していたとみています。
この事件では、同乗していた友人の大学生ら2人も無免許と知りながら運転を頼んだ疑いで逮捕されています。
この2人も免許は持っていませんでした。
【同乗していた大学生の父親】
「免許をもっていないことが分かった時点で(運転は)やめるべきと注意していてやめさえていたら悲しい事故は防げたと思うと、大変残念」
3人は、事件の前夜から「10時間以上ドライブしていた」と話していて、その間に別の複数の知人も交互に車に乗っていたということです。
調べに対し少年は、「1人で運転していた」と供述していますが、警察は、一晩中車を走らせていたことなどから、同乗していた大学生らも交代しながら無免許で運転していた疑いもあるとみて慎重に調べています。
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JR福知山線脱線事故から7年 想い・裁判・安全
乗客106人が死亡、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故から、7年が経ちました。
被害者の人たちの声は、今も「安全」を求めて続けています。
その場所には今、列車が行き交ういつもの光景があります。
2005年4月25日 JR福知山線脱線事故。
乗客106人と運転士が死亡、562人が重軽傷を負いました。
【車内放送】
「本日で、福知山線列車事故後、7年を迎えます、私たちはこの事故を決して忘れることなく、安全な運行に努め…」
7年前と同じ時刻の列車が、あの時曲がりきれなかったカーブを通り過ぎます。
多くの人が、ここで失われた命に祈りを捧げました。
【次男を亡くした上田弘志さん】
「“もう7年”と“まだ7年”が、ごちゃごちゃに混ざります、“会えない”7年は長いですね」
【妻を亡くした山田富士雄さん】
「4月25日は亡き妻の日ですから、また来たよ、また頑張る、と、(伝えた)」
【長男を亡くした菅尾美鈴さん】
「7年という歳月が非常に、皆さん記憶から希薄になっていると思うんですね、でも私たち遺された者は、年を重ねるほど、悲しみとかつらさとか、むなしい気持ちが募ってきます」
「なぜ事故は起きたのか」。
その問いかけは7年が過ぎても続いています。
「事故の9年前に必要な対策を怠ったため、脱線を引き起こした」として罪に問われた山崎正夫前社長に今年1月無罪判決が言い渡されました。
司法はJR西日本安全対策が期待される水準に達していなかったとする一方、山崎前社長個人には刑事責任はないと判断。
今年7月からは、強制起訴された歴代3社長の裁判が始まります。
【強制起訴された事故当時の会長・南谷昌二郎被告】
「裁判についてはですね、それはこれからなので、私としてもしっかり対応したい、それ以上のことはご勘弁頂きたいと思います」
【事故で長女を亡くした奥村恒夫さん】
「次の三社長の裁判は、(山崎前社長と)立場が違う、経営者という視点で指定弁護士も争い(裁判)をやってくれると考えています」
【事故で長女を亡くした大森重美さん】
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警察 被害者連絡先を容疑者家族へ
京都府亀岡市で無免許の少年が運転する車が小学生の列に突っ込み10人が死傷した事件で、亀岡署の警察官が被害者全員の連絡先を無断で少年の父親に伝えていたことが分かりました。
【亡くなった松村幸姫さん父親】
「3時頃でしたか、加害者の父親から、死んだ娘の携帯に電話が掛かってきて
警察に確認とったら警察署員が慌てて来られて謝罪をされたんですよ不祥事だということを」
今月23日亀岡市で18歳の少年が無免許で車を運転して小学生の列に突っ込み、小谷真緒ちゃん(7)と松村幸姫さん(26)が死亡、児童8人が重軽傷を負いました。警察などによりますと24日午前、少年の父親が、亀岡警察署を訪れ、「被害者に謝罪したいので連絡先を教えてほしい」と要請しました。これを受けて署員が、被害者10人全員の電話番号や住所を口頭で少年の父親に伝えたということです。
【松村幸姫さん父親】
「なんで加害者に、死んだ娘の携帯に記録が残されなあかんのですか…それが納得できない」
【亀岡署・大棚吉一署長】
「全く配慮が足りないことがありました。この場でお詫びいたします」
京都府警の友井昌宏警務部長は、「現在、事実関係を調査中で、その結果に基づき厳正に対処する」とコメントしています。
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7歳の長男を虐待死 母親に懲役8年
大阪市西淀川区で、7歳の長男を虐待して死亡させた母親に対して、大阪地方裁判所は懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
傷害致死の罪で判決を受けたのは、無職の森田良子被告(29)です。判決によりますと森田被告は去年8月、大阪市西淀川区の自宅で夫と共謀して、およそ7時間にわたって長男の翼君(当時7歳)に殴ったり突き飛ばすなどの虐待を加え死亡させました。
大阪地裁の長井秀典裁判長は判決で、「子を守るべき立場にある保護者が、何の落ち度もない子に暴行を加えて死亡させた責任は重い」と指摘。その上で、「虐待は3ヵ月以上継続していて、暴力のきっかけはいつも森田被告だった」として懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
一方、夫も先月、懲役7年の実刑判決を受けています。
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学校選択制を問う「熟議」が始まる
大阪市の橋下市長が導入を目指している「学校選択制」について、予想される課題を議論する有識者の会議が始まりました。
「熟議」と名付けられた会議には、校長をはじめ、PTAの代表や学識経験者が出席しました。
学校選択制は、生徒や保護者が小中学校の学区を超えて、入りたい学校を選択できる制度で、生徒の獲得のために各学校が特色のある教育を行う効果があるとして、全国の約15%の自治体で採用されています。
しかし、実際には教育の内容ではなく、校舎が新しい学校や生徒が多い学校などに希望が集中し生徒の極端な増減を招くことから、全国で現在、見直しや廃止が相次いでいます。
26日の会議では「子供は実験材料ではない」などという意見や「学校が統廃合されるのではないか」などと懸念の声が相次ぎました。
この「熟議」は9月まで行われ、この夏新たに選ばれる新区長が議論を参考にして学校選択制を導入するかどうかを決めることになっています。
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大阪・浪速区で車上狙い 約200万円被害
26日未明、大阪市浪速区の路上で駐車中の車の窓ガラスが割られ、現金約200万円が入ったカバンが奪われました。
午前2時40分頃大阪市浪速区難波中の国道で、停めていた車の窓ガラスが割られて助手席に置いていたバッグがなくなっていると、男性から警察に通報がありました。
警察によりますと、通報した男性は接骨院の従業員で、バッグの中には接骨院の売上げや経費など、約200万円が入っていたということです。
男性が国道に車を停めて食事をしていたわずか10分ほどの間に被害に遭ったとみられ、警察は付近の防犯カメラの映像を解析するなどして、犯人の行方を追っています。
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尼崎市 古本店に強盗 約20万円被害
26日未明、兵庫県尼崎市の古本店に刃物を持った男が押し入り、現金約120万円を奪いましたが、店員と揉み合って100万円ほどを落として逃げました。
午前0時20分頃、尼崎市下坂部の古本市場尼崎店に、刃物を持った男が押し入り、レジ近くの女性店員に「金を出せ」と脅しました。店には店員3人がいて、1人が店の売上金約120万円を差し出すと、男はそれを奪って逃げました。
しかし男性店員が男を追いかけ、店の外で揉み合いになったため、男は100万円ほどを落とし残りの約20万円を奪って白っぽい車で北に逃げました。店員にけがはなく、店は閉めた直後で客はいませんでした。
男は身長約170センチメートル、ネックウォーマーをつけ頭には黒っぽいフードをかぶっていたということです。
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北朝鮮に不正輸出 業者を起訴、1人は不起訴
北朝鮮に高級車を不正に輸出したとして、神戸地方検察庁は広島県のリサイクル業の男を外国為替法違反の罪で起訴しました。
共犯として逮捕された鳥取県の会社役員は、不起訴としました。
外国為替法違反の罪で起訴されたのは、広島県福山市のリサイクル業・小松湖被告(61)です。
起訴状によりますと、小松被告は3年前、ベンツなどの高級車5台(610万円相当)を、神戸港から中国経由で北朝鮮へ不正に輸出したとされます。
北朝鮮へは、経済制裁で「ぜいたく品」の輸出が禁止されていて、小松被告は警察の調べに対し「その通りです」と容疑を認めていました。
一方、共犯として逮捕された鳥取県境港市の中古車販売会社の役員(54)について、神戸地検は「嫌疑不十分」で不起訴としました。
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