和歌山県太地町でイルカを運んでいた男性に暴行したとして、起訴された反捕鯨団体・シーシェパードの関係者の男の裁判で、検察側は罰金10万円を求刑しました。
シーシェパードの関係者でオランダ国籍の男(42)は去年12月、太地町の港でイルカを別のいけすへ運ぼうとしていた男性(23)の胸を手の平で突くなどしたとして現行犯逮捕されました。
太地町ではおととしからイルカやクジラ漁の期間にシーシェパードの関係者が反捕鯨活動を行っていて、警察が警戒を強めていました。
これまでの裁判で男は「被害者に触っていない」と一貫して無罪を主張していました。
16日の裁判で検察側は、「度重なる同様の行為が住民の生活を乱している自覚がなく反省も全くしていない」として、男に罰金10万円を求刑しました。
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