構想実現に向けて一歩前進といったところでしょうか。
大阪市の橋下市長が16日、政府の地方制度調査会で「大阪都構想」の必要性を訴え、委員からは具体的な制度設計を進めるよう意見が出されました。
東京・霞が関で開かれた「地方制度調査会」。
総理の諮問機関として、新たな大都市制度の在り方について議論する場です。
そこに16日、この人が…。
【橋下徹・大阪市長】
「やっと東京の中央の皆さんの前で大阪都構想を説明できる段階にきたということで、うれしく思っていますし、緊張もしております」
橋下市長が政府の公的な会議の場で「大阪都構想」について持論を展開するのはこれが始めてで、60ページを超える資料を用意して熱弁をふるいました。
これに対し委員からは「大阪都構想がなぜ経済発展につながるのか分からない」といった否定的な意見も出た一方で、大阪に制度設計を任せて、それを元に議論を進めるべきだという意見が多く出されました。
【橋下市長】
「地域に制度を作らせるという発送に切り替わるんじゃないかと、すごい期待感を持った。地域に裁量を渡さなきゃいけないという流れにできたのかなと思っています」
今後、さらに詳細な制度設計をして国に説明するという橋下市長。
「大阪都構想」実現への動きが、また一歩加速しました。
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