大阪府の松井知事は、21日朝、岩手県庁を訪問し、震災がれきの受け入れについて、達増拓也知事と会談しました。
松井知事は、岩手県の震災ガレキを大阪府内で受け入れる方針を示していて、達増知事から現状の説明を受けました。
東日本大震災で発生したがれきの量は、岩手県だけでも435万トンと、通常の廃棄物の10年分にあたり、復興の大きな足かせとなっています。
このため、他府県での処理が不可欠ですが、大阪府では放射性物質の影響を心配する府民の抗議活動で専門家会議が打ち切られるなど、実現にはほど遠いのが現状です。
【達増拓也・岩手県知事】
「放射性物質、放射能の不安っていうのは、一緒に協力しながらそこを解消していくということを共同作業でできればと思います」
松井知事は午後から宮古市などで震災がれきの仮置き場を視察する予定です。
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