奈良市の幹部職員2人が市民税の延滞金を着服し、去年懲戒解雇された問題で、警察はこの2人を業務上横領の疑いで逮捕しました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、奈良市の滞納整理課の元職員・西田芳光容疑者(59)と土井義文容疑者(59)です。
調べによりますと2人は去年3月まで4回にわたり、市内の女性から徴収した固定資産税など約630万円のうち、140万円を着服した疑いがもたれています。
奈良市は去年すでに2人を懲戒解雇していて、第三者機関に調査を依頼したところ、2人が約4年間で79人分・合わせて約4300万円を着服したと認定しています。
警察は28日午後から市役所を家宅捜索し、犯行の動機などを詳しく調べる方針です。
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