奈良市で税金の高額滞納者のリストが外部に流出している可能性があることがわかりました。
リストは、市役所内のデータを元に作られたとみられ、市は刑事告発する方針です。
「税滞納者」「悪質」と書かれたリスト。
２０１０年度の市税の高額滞納者とその延滞金額などが記されています。
このリストは、去年から今年にかけ、市長や市議会議員などに送られました。
封筒の差出人には「奈良市政を憂え、刷新を目論む会」と書かれていました。
【リストを送られた北村拓哉市議会議員】
「これが事実なら最高級の個人情報が漏えいしていたということで大変重大」
事態をうけ、奈良市が担当課のパソコンを調べたところ、このリストとよく似た内容のデータが存在し、そのデータをコピーしたり印刷したりした痕跡が見つかったということです。
奈良市は、何者かが市役所内のデータを元にリストを作成し流出させたとみていて、地方公務員法の守秘義務違反などの疑いで近く刑事告発する方針です。
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