大阪府警の警察官が支給品である制服や帽子を販売したとして、業務上横領の罪で起訴されました。
大阪府住之江警察署の巡査部長・松田久嗣被告(53)は、去年8月、東京都の男性に警察の制服のズボンを1万8千円で販売した業務上横領の罪で、29日起訴されました。
販売していたズボンは府警から支給されたもので、松田被告は「借金の返済などに充てた」と話しています。松田被告は先月、警察手帳を偽造して販売した疑いで逮捕されましたが、その後の調べで7年前から警察グッズ数百点を販売し、数百万円を売り上げていたということです。
事件を受けて大阪府警は、制服など支給されている物品の管理状況を調査し、期限切れのものは返却するよう、府下2万1千人の全警察官に指示をしました。
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