古都・奈良に春の訪れを告げる東大寺の「お水取り」が始まりました。
今年は東日本大震災の被災地の復興も祈願されています。
1日午後7時、たいまつを道明かりに連行衆と呼ばれる僧侶が二月堂の階段を登っていきます。
そして舞台からたいまつが突き出され、火の粉が滝のように舞い散ると、参拝客から大きな歓声があがりました。
東大寺の「お水取り」は奈良時代から続く「修二会」の行の一つで、僧侶が二月堂の本尊である十一面観音に罪を懺悔し、人々の幸せや豊作を祈ります。
今年は東日本大震災の復興への願いも込められているということです。
「お水取り」は今月14日まで行われ、12日にはさらに大きな籠たいまつがあがります。
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