東日本大震災の津波で岩手県大槌町から流され、去年末に兵庫県香美町で見つかった漁船が、ボランティアの手で大槌町に届けられることになりました。
漁船は、去年の大晦日に香美町の沖で見つかった「第三長栄丸」で、東日本大震災の津波で亡くなった岩手県大槌町の野崎長一さんが所有していました。
野崎さんの遺族が引き取りを希望する中、地元の建設会社の社長らが無償で届けることを申し出て、震災発生から一年の11日、漁船は、岩手に向けて出発しました。
【岩手まで漁船を届ける仲村正彦さん】
「(野崎さんの遺族は)辛い思いをされてますので、何とか無事に届けたいなという思いだけです」
漁船は、1250キロ離れた岩手県大槌町に、12日に到着する予定です。
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