奈良県明日香村の高松塚古墳の発見から４０年を迎えるのを前に、修復が進められている国宝の壁画が報道陣に公開されました。
公開されたのは１３００年前に描かれた、「飛鳥美人」で知られる壁画です。１９７２年に奈良県明日香村の高松塚古墳から見つかったこの壁画は国宝に指定され、全国から大勢の考古学ファンが訪れました。しかしその後のずさんな管理で壁画にカビが発生したため、文化庁は、古墳の石室を解体し村内の施設で修復作業を進めています。
【東京文化財研究所文化遺産国際協力センター川野邊渉センター長】
「最初に比べれば見えるようになってきたという点ではとても良かった。絵のないところのクリーニングが終わったので、次に絵のところに進もうとしている」
修復作業は５年後に終了する予定です。
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