20日、春分の日は「彼岸の中日」です。
近畿の各地の寺や墓地には朝早くから多くの家族連れが墓詣りに訪れています。
1万基以上の墓が並ぶ京都市東山区の大谷祖廟では、朝早くから花や線香を手にした大勢の家族連れが訪れ、先祖の墓までの長い石段を登りました。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言い習わされ、春の足音の近づく京都市内のけさは晴れて好天に恵まれましたが、最低気温は0.2度と真冬並みの寒い朝となりました。
訪れた人たちは墓のまわりを掃除して墓石に水をかけて丁寧に清めたあと、花や線香を供えて先祖をしのびながら静かに手を合わせていました。
京都市内の気温はこのあと12度まであがる見込みですが、天気は午後から下り坂です。
大谷祖廟には彼岸の期間中、約8万人が墓参りに訪れるということです。
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