台風12号の被害を受け、運航を休止していた和歌山県熊野川の「川舟下り」が、来月再開されるのを前に、観光客が舟に試乗しました。
試乗会に先立って行われた式典には、関係者らおよそ60人が出席し、水害の犠牲者に追悼を捧げました。
「川舟下り」は語り部の話を聞きながら世界遺産の熊野川を楽しむものです。
しかし、去年9月の台風12号で船頭1人が死亡したほか、営業所も流され、休業を余儀なくされていました。
きょうは観光客が舟に試乗し、台風の爪痕が残るおよそ16キロのコースを巡りました。
【観光客】「楽しかったです」
【船頭】「『やっと』という思いと、『これからだ』という思いと、
『負けてたまるか』という思いですね」
「川舟下り」は、来月1日から再開されます。
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