大阪府高槻市の百貨店で、宮城県のおいしいものを集めたイベントが始まりました。
津波の被害が出た石巻市の名物B級グルメも出店しています。
香ばしい牛タンの香りが漂い、ずんだ豆を使ったスイーツが並ぶ空間。
高槻市の西武高槻店で始まった「宮城県の物産と観光展」は、初日から大賑わいです。
去年の「B-1グランプリ」で好成績を収めた「石巻焼きそば」も初めて出店。
水ではなく魚介類のだしで蒸し焼きするのが特徴です。
【記者】「お母さんの焼きそばとどっちがおいしい?」
【子ども】「こっちの焼きそばの方がおいしかった」
【母親】「私もこっちの方がおいしかった。仕方ないです」
あまりの盛況ぶりに、焼いても焼いても追いつきません。
【石巻焼きそば「八鶏飯蔵」・勝亦守さん】「通常、鉄板で焼きそばを焼くよりも、だしを含ませるのに時間がかかる。追いつかないのが本当に申し訳ない」
この百貨店では、宮城県の物産展を震災発生後に2度開催しました。
今回は、津波で大きな被害を受けた沿岸部にある水産加工会社も、参加するところが増えました。
気仙沼市の店は、「福来(ふっこう)サンマ」を販売しています。
【森博食品・齋藤公治さん】「地域住民の人に早く幸せが来るように、笑顔が戻るようにと考えたとき、当て字だがこういう字の方がいいのではと家族で考えた結果、こういう字になった」
さらに会場では、名産品を買うだけでなく宮城県を訪れて魅力を肌で感じてもらおうと、有名添乗員が企画した復興応援パック旅行も販売されています。
【せんだい杜の都親善大使・小野寺みなみさん】「私たちの元気な姿を見に、ぜひ宮城に来ていただければと思います。皆さまのお越しをお待ちしております」
このイベントは、西武高槻店で今月26日まで開かれています。
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