兵庫県警の警察官3人が、通勤の際にETCを悪用して高速道路の不正通行を繰り返し、約17万円分の支払いを免れていたとして書類送検されました。
中国自動車道の西宮北インターチェンジにある兵庫県警高速隊の基地。
ここに所属していた警察官3人が、通勤に使う高速道路でいわゆる「キセル」を繰り返したとして書類送検されました。
3人はマイカーで通勤する際、ETCを使って高速道路に乗り、職場があるインターチェンジのすぐ近くまで来ます。
3人はインターチェンジから出ることなく、インターチェンジ手前の関係車両専用の出入り口を使って、基地の脇にあるNEXCO西日本の来客用の駐車場に…。
インターチェンジから出ていないので料金は払っていません。
そして帰宅する時は、出勤の時に乗った1つ先のインターチェンジで高速道路から出ます。
こうすると、途中一度も高速道路から出ていないことになるので、ETCではインターチェンジ1区間分だけを走ったという計算になるのです。
3人はこの手口であわせて125回、約17万円の支払いを免れていました。
3人は調べに対して「通勤の高速料金を安く済ませたかった」「ゴルフに行く時に使うこともあった」などと容疑を認めていて、兵庫県警は停職3ヵ月などの懲戒処分にしています。
また、当時の高速隊長ら上司3人も、不正を知りながら隠した犯人隠避の疑いで書類送検されました。
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