兵庫県豊岡市の城崎温泉では、子どもの成長を祈る「流しびな」が行われました。
流しびなは、「身の穢れ」を託した人形を水に流して子供の健やかな成長を祈る古くからの行事で、雛祭りの起源ともいわれ、今も各地で行われています。
城崎温泉では町の商工会が毎年、旧暦の桃の節句に近いこの時期に流しびなを行っていて、ことしで10回目です。
ぐずついた肌寒い天気のなか、男女一対の人形は、願い事を記した短冊とともにワラで編んだ桟俵に乗せられ、観光客らが見守る中、温泉街を流れる大谿川に次々と流されました。
約500体の人形が流され、訪れた人たちは、春の風情を楽しんでいました。
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